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品性のある映画
  2019年01月16日

昨日(1月14日)、京都文化博物館フィルムシアターで小津安二郎監督の「東京の合唱(コーラス)」(1931年)を鑑賞。サイレントでしたがさすがに当時でも一流の監督、映像だけでスルスルッと話に入り込めます。就職難時代を描いたコメディタッチの映画で、戦後の作風とは少し違ってテンポも早くて心地よい。

 

保険会社をクビになった主人公、当時大卒の就職難というのは社会問題だったようで、なかなか次の就職先が見つからず、偶然再開した中学の恩師が開業した洋食屋の手伝いでビラ配りをしているところを家族に見られ、奥様に咎められます(世間体が悪い、ということでしょうか。映画「おくりびと」みたい)。しかし理解を得て奥様も洋食屋を手伝い、中学時代の同窓生が集まってお店がにぎわうなか、恩師のつてで勤め口を知らせる手紙が届きます。

 

このくだりが好きで、先生はみんなと歓談する主人公をそっと呼び出し、厨房を手伝う奥様の前で手紙を渡します。品のない映画だと先生、みんなの前で「〇〇くんの就職が決まったぞ!!」みたいなことをやりかねないのですが、なんとも思いやりのある、いいシーンです。実際、勤め先は栃木で、都落ちとも言われかねないところ。

 

「品行は直せても品性は直せない」だったかな?小津さんの有名な言葉があるのですが、倫理観の筋が通っていて、なんとも品性のある映画でした。こういう映画は時代が変わっても古びないです。

 

Y・R

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