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シュガー・ベイブ「SONGS」
  2015年10月22日

山下達郎さんや大貫妙子さんが在籍したことで知られる、シュガー・ベイブの唯一のオリジナルアルバム「SONGS」のリリース40周年記念盤が今夏発売されました。今回の目玉は、新たにリマスターされた全曲に加え、マルチトラックテープ(レコーディング時に使われる、多重録音が出来るレコーダーで録られたテープ)から再度ミックスした「リミックス」版が全曲おさめられていることです。「リマスター」版と「リミックス」版、どう違うのか?気になって購入してみました。

 

プロデュースのみならず、レコーディングの一部とミキシングのエンジニアを務めた故・大瀧詠一さんが生前、オリジナルのアナログテープからデジタル化していたマルチトラックを素材にミックスされた「リミックス」版、驚くべきは、オリジナルとほぼ同じミキシングが施されていること。当時はコンピュータ制御のミキサーや、PROTOOLSといったパソコンベースの録音機材などなかった時代ですから、40年前の記憶と耳で再現しなければならなかったはずですが、一聴してもすぐには違いが分からないぐらい緻密に再現されています。とはいえ、将来的なハイレゾ向けに24ビット/48kHzで作業されたため音質は向上しており、例えば、2曲目の「DOWN TOWN」のイントロのギターリフの、オリジナルのやや張り付くような感じが和らぎ、ハットなどの金物系の高音が伸びて、余裕が感じられるミックスになっています。

 

一方の「リマスター」版は、アナログレコードの質感が感じられる音を指向したそうで、音が塊で響くようなガッツのある太さがあります。元素材の2ミックスは、2005年にリマスターされた際にやはり大瀧さんが、オリジナルマスターからデジタル化してUマチックテープ(2000年ごろまではCDプレスマスターとして一般的だったそう)に保存していたものをWAVに変換したものとのこと。

 

いずれのバージョンも意外だったのが、「音がでかい!」ということ。山下さん曰く、EXILEと並んで曲がかかっても引けを取らないぐらいの音量を目指した、とのことで、正にロックンロールの高揚感あふれるサウンドです。アルバムを通して楽曲を楽しむもよし、二つのバージョンを聞き比べて違いを探求するもよし(結構耳を鍛えられそうです)、今秋の、通勤途中のヘビーチューンになりそうです。

 

Y.R

 

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更新日 2020.09.24
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