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DVDに収録された映像がどれくらいもつか
2023年08月31日
【デジタルコンテンツ協会によるDVD寿命試験の報告書】によりますと、
温度25℃での推定寿命はDVD-Rが15~178年でDVDRWが45~4万9000年。
温度30℃だともう少し短くなり、DVD-Rが9~74年、DVD-RWが27~1万1000年。
DVD-RAMが134~250年(25℃のDVD-RAMはデータなし)。
湿度はいずれも80%を想定。日本の夏の最も蒸し暑いころの湿度である。
なんと幅のあるデータか、保管状況や元々のDVDの品質によってはもっと幅があるかもしれません。
DVDの保管について注意すべき事、
1)DVD専用のトールケースに入れ、立てた状態で保管する。
記録面が紫外線からのダメージを受けないように、縦置きは重力による反りを防ぐためです。
2)高温多湿の場所を避ける。
押入れの奥や、床下、屋根裏などは避けましょう。
3)日の当たらない所で保管。
日の当たる窓際や屋外でDVDを保管するのは避けてください。
4)ディスクが汚れたままで保管しない。
記録面の汚れはデータ読取り不良になりますので、メガネ拭きなどで中心から外側に向かって直線に拭き取り保管する。
また、DVDに収録された映像の劣化はアナログと違いありませんが、ディスク本体の経年劣化によりデータの読み取りができなくなる再生ができなくなります。
映像を永く残すにはDVDとは別に映像データをハードディスクなどの別のメディアに残されるのと同時にクラウドサービスなどのご利用でサーバー上に残すなどされると良いと思います。
DVDより映像データーのみを抽出するサービスもありますので、ご相談ください。
S.Y
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